【リノベ】K PROJECT, TOKYO - Authentic Collection公式ブログ

New York Style

「New Yorkにあるバーで夜景を楽しむイメージ」と眺望を生かすデザインを依頼された今回のリノベーション。物件は、約84平米の築14年のタワーマンション。3LDに、閉鎖的で独立したキッチンがあるかつての日本の定番とも言われる間取りでした。ワインを嗜む素敵なご夫婦の暮らしに似合うよう、洗練されたモダンスタイルに、大人のラグジュアリー感をミックスするスタイルで仕上げました。まずはLDKを大胆に広げ、インテリアの一部としても映えるカッコいいオープンキッチンを空間の中心に。個性的な照明や、格子ガラス、大きなアートを加えていき、最終的にニューヨークを彷彿させる空間にまとめました。奥の壁には直線基調のリブパネルを採用し、空間に個性を。テレビを設置した部分は壁を浮かせることで邪魔な配線を隠し、間接照明も取り入れることでよりホテルライクな空間に仕上がっています。

リビングダイニングキッチン

壁を取っ払い、LDKを一つの広い空間にして、キッチンにいても景色を堪能できるようにしました。床材は特注でグレーに塗装したオーク材を斜め張りにし、壁紙はライトグレー色、キッチンの面材もダークグレー色を採用し、空間全体をモノトーンのグラデーションで大人っぽく仕上げています。キッチンはカナダのメリットキッチン社を採用。ガラスの吊り戸には、間接照明をしこみ、夜にはワイングラスが照らされるバーのような演出に。炊飯器などの生活感がでるものは、すべて収納内に隠れる設計です。ダイニングテーブルは米国のレストレーションハードウェアの家具を採用。重厚感のある木製テーブルに、ファブリックの椅子を採用することで、モダンスタイルとはいえ、温かみのあるラグジュアリー感を生み出しています。

エントランス

玄関ドアを開けた瞬間に、雰囲気をがらりとニューヨークスタイルにしたいと、壁・ドア・巾木などは全て黒色で塗装し、全体的にかっこいい雰囲気に仕上げました。もともと備えられていた靴棚やシューズクロークは撤去し、新しくルーバー折れ戸のシューズクロークを設置。大きな鏡を採用し、以前より広々とした印象の玄関になりました。床は、使い込むにつれて経年美化するエンコースティックタイルを使用。実際にニューヨークのカフェやバーで使用されている商材です。

廊下

エントランスからLDKに続く廊下は、床・天井に黒のクロスを張り、大きな抽象画を飾ることでアートギャラリーを意識した空間に。ダウンライトも、アートにスポットがあたるよう調整しました。アートも、一つ一つお施主様とデザイナーで相談しながらこだわって選び抜いた輸入アイテムです。

トイレ
トイレもニューヨークのカフェやバーをイメージしたスタイリング。入ったときの印象が暗くなりすぎないよう、腰壁のデザインで下部だけを黒色に。上部は白色でストライプ柄のアメリカ製の輸入クロスを採用しました。床にも海外らしいタイルを使用し、個性的なトイレに仕上がりました。

パウダールーム・バスルーム
一日が始まる場所であるパウダールームは、明るく清潔感が感じられる空間にスタイリングしました。海外らしい印象のクロスはイギリス製の輸入クロス。ライトグレーのキャビネットはキッチン同様、メリットキッチン社のもの。つまみや水栓金物はゴールドの真鍮で統一しました。お風呂は、ユニットバスを総入れ替え。もともと備えられていた窓が小さかったので、可能な限り間口を広げる工事を行い、夜景を堪能できるホテルライクなお風呂が完成しました。

ベッドルーム
ベッドルームにも、海外らしい個性的なクロスをアクセントに採用。英国の高級壁紙で有名なオズボーン&リトル社のアイテムです。アクセントウォール以外はダークブラウンのクロスでシックで大人な雰囲気にまとめました。カーテンには綺麗なパープル色のベルベット生地を採用。カーテンにあわせ、クッションも特注でそろえて作成しました。サイドテーブルやテーブルランプも海外からの輸入アイテムで揃えました。

ワークスペース

LDKの空きスペースには、奥様が作業できるちょっとしたワークスペースを設けました。特注の造作デスクは、せっかくの景色を潰さないように、脚をなくしたデザインで、よりモダンに仕上げました。デッドスペースがうまく活用された事例です。

今回のリノベーションは、過去に別荘の設計デザインをさせて頂いたお客様からの再依頼でした。弊社の、本物にこだわった海外のデザインを気に入っていただき、前回の別荘ではフレンチスタイルを、今回はニューヨークスタイルを採用頂きました。今回のリノベーションも、とても気に入っていますとのお言葉をかけて頂き、スタッフ一同感謝しております。